病院の職員組合はマスコミも操作するらしい

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

公立病院は、たとえば東京の場合は職員は都の職員になるわけで、組合員は東京都職員組合という大所帯の一員である。これはほかの地方自治体においても同じである。これに比べると私立の病院には組合がないのが普通で、あってもほとんどが御用組合で何の闘争力もない。

力を持っているのは公立病院の組合だ。毎年ベースアップを要求して集会を開いたり、ストライキを行う闘争力がある。公立や国立の病院には、医者を含めた職員の組合がある。

時に組合はマスコミを使って、病院内の人事を動かしてしまうこともある。都内にある公立病院では、医療機器の購入をめぐって病院長が不正をした。例によってリベートをとっていたのであるが、組合はそれを知るとさっそく一部のマスコミに情報を流した。不正が報道されれば、警察も座視してはいられない。病院長から話を聞き、刑事事件に発展するところとなった。組合が病院長の不正をマスコミに流したのは、組合シンパの教授を次期病院長にするための工作だったのである。先の病院長が組合シンパであったら、情報をマスコミに提供したかどうか疑わしい。

取り返しがつかない事態が時に起こるが

教師や医者は聖職だからストライキをするのは問題がある、とよくいわれる。しかし、教師なら授業を休んでも、遅れた分を取り戻すことができる。だが、医者が集会に参加している間に患者の容体が悪化し、処置が手遅れになって死んでしまっては取り返しがつかない。この取り返しがつかない事態が時に起こる。ところが、そんなことは決して報道されることはなく、社会の表面には出てこない。病院の組合はマスコミにも強いのである。

それに、人事を動かすだけではない。看護婦と愛人関係になった内科教授のスキャンダル写真を撮り、ベースアップを交渉する際、この写真が表沙汰になったら、病院の名誉が傷つくでしょう。教授の地位も危なくなりますよ。我々の要求を認めれば写真は出しませんが、どうしますといって、ベースアップを勝ち取ったそうである。ほかの業種の組合も、こういう汚い手を使っているのだろうか。

スキャンダルを起こすほうも起こすほうだが、病院の管理職のスキャンダルを示して、ベースアップや待遇改善の要求を通すような組合というのは倫理観が欠けているように思える。

記事一覧はこちら

スポンサーリンク

関連記事

no image

閉経と妊娠の判断を間違えたある女性の話

・20年ぶりの産婦人科の門 ダンナは大阪に単身赴任中で、目下高校生の2人の息子との3人暮らし。

記事を読む

no image

学会誌は掲載許可を会長のようなお偉方が決めているらしい

科学論文の正当な評価というものは、ある程度時間が経たねばわからないものもある。それに、学会誌というの

記事を読む

no image

日本の医者は腕がよくなることにきわめて動機づけが乏しい

日本の医者は、腕がよくなることにきわめて動機づけが乏しいという問題がある。日本の場合、臨床の腕のよし

記事を読む

no image

評判の良い病院が分からないときに自分でいい医者を見極める基準

もし、熱が高いから点満しましょうとか、のどが赤いから血液検査をしましょうなどと言って点満や検査をする

記事を読む

no image

学会開催の寄付金はチェック機能会計監査なしといわれていた

学会開催に金がかかるのは事実であるが、不思議なことに学会自体からの援助がほとんどなく、開催する医局が

記事を読む

no image

医学部へ入学するのに理想的なの人は人生経験をある程度積んだ人

人生経験をある程度積んだ人間が、医学部へ進むのが理想である。現在では、医者になってからさまざまな人生

記事を読む

no image

姑息的手術の意味やそのほかの医学用語の意味の紹介

・姑息的手術 たとえば、すでに転移している大腸ガンの場合、手術してもガンが治ることはほぼない。

記事を読む

no image

医師はモテると世間で見られがちだが

世間では医者はモテると思われているようだが、検査技師Nさんは、31歳の独身。キリリと太い眉に切れ長の

記事を読む

no image

体温計の入れ方を間違えた女子高生のお話

・女子高生、ちょっと言えない体温計事情 夜更けの救急センターの診察室。どうなさったんですか?強

記事を読む

no image

さまざまな難しい皮膚科の病気を専門に診る病院をつくれば

日本には皮膚科の大きな専門病院がない。勤めている優秀な皮膚科の医者を、五年のうち一年くらいは、いろい

記事を読む

スポンサーリンク

スポンサーリンク

no image
医者が転勤先で苦労する人と人とのコミュニケーション

転勤をいっぱい経験した医者の話では、方言のある地域へ行くのは、大変、外

no image
医師は不倫をしやすいの!?当直という名の外泊

オバ様族の患者さんが、男性の医師の私生活を知りたがる傾向にあるという。

no image
医者の学会の費用-豪勢な噂は本当なのか?

昔テレビでドラマ化されていた、白い巨塔のイメージでそう思ったのかもしれ

no image
製薬会社と病院の癒着は本当にあるのか?

研修医として病院に出勤すると、製薬会社社員からプレゼント責めにあうこと

no image
医者が始めて打つ注射の本音とその犠牲者

医者なら誰でも、初めて注射をする日があります。ということは、最初に注射

no image
忙しくて医師求人がなかなか探せない人におすすめの会社

医師の中には、転職を考えているが、忙しくてなかなか行動に移すことができ

→もっと見る

PAGE TOP ↑