病院の診療科について-何を専門にしているのか分かりにくい

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

専門と思われる診療科について触れましょう。一般の方にとって、診療科名を読んだだけでは何を専門にしているのか、また診療科によっては区別がつきにくいものも混じっています。すでに標接科として認められている診療科が二八科、診療科が全部認められると、二八十二四=五二科となります。これだけ全部の診療科が町に表示されていると、便利さの反面、どこにかかればいいのかわからなくなって混乱する人も現れるでしょう。

専門と思われる診療科には、おおむね専門医がいます。標模(医療機関が看板を出せるもの)が認められていた診療科は二八科でした(その後平成八年にはアレルギー科心療内科リウマチ科等が追加になりました)。

白血病などの血液疾患の患者さんはどこへ行けばいいのかきっと困っていると思います。ただ一つ言えることは、厚生省の標傍科認可が遅れていても、すでにマスコミ情報や家庭の医学書レベルでは十分に先を行っているということです。

私が意外でしたのは、平成七年の時点で、すでに医学部で専門の先生から講義を受けた血液科や口腔外科が認められていない点でした。現状の健康雑誌や週刊誌の取り上げ方や分類法にはばらつきがあり、大衆に新たな混乱をもたらしかねないと思っています。この辺で、厚生省から何らかの指針を出していただかないと、国民のニーズに対して、応えていないように思います。

医師の紹介について

みなさんは地域に密着したかかりつけ医は、一般の住民と病院とを結ぶ仲介人であり、大病院への窓口と考えることが重要です。かかりつけ医に、ろくろく相談もせずに、病院の門をたたいてしまうことにくれぐれも注意して欲しいと思います。専門医から専門医への移動は必ずしもうまくいかない場合もありますので注意が必要です。ご自分のかかりつけ医と心療内科の間を紹介状で結び、上手に医療機関を使っている患者さんもたくさんいらっしゃいます。

紹介をしぶった理由は、患者が逃げるなどというせこい理由ではなくて、検査計画の途中であったり、治療の過程であったりする理由の方が圧倒的に多いはずです。そしてかかりつけ医に紹介状を書いてもらったら、「また報告にあがります」や「検査が済んだら、また帰ってきますのでお願いします」などと一言そえるとなおよいでしょう。するとまたいつでもおいでと言ってくれるはずです。もし、医師に紹介状を書いてもらうのをしぶるような返事がかえってきたら、その理由をきちんと聞くことが重要です。

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