二日酔いで吐き気を感じながら手術をする医師

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

お医者さんの二日酔いなんて、いいの?そんなことあるの?と疑問に思うでしょう。医者も人間です。飲んべえもいれば、酒癖の悪い人もいます。某病院の、手術室での話です。ちょうど忘年会のシーズンでした。飲み会の翌日でしたが、緊急手術が行われました。

手術をする執刀医も、助手も、見学や手伝いの新人医師も、顔色不良です。当然、医者は二日酔いです。神聖な場である手術室の片隅で、新米の女医がオエ~と吐いてしまったという逸話もあります。あ~、気持ちわるい~。今朝から、スポーツドリンクばっかり飲んでるよ。とくに外科医は、日ごろから手術の日の夜はお酒でも飲まないと、くつろげないし、眠れないから、という理由で酒好きが多いのです。

お酒くさい息で手術したり、診療したりする医者を信頼できない人もいるでしょう。でも、実際は飲んべえの医者は、患者さんに人気のある人も多いんです。昔は、酒も飲めないヤツに手術なんか教えられるかと、すごんでいた中堅外科医も多かったそうです。そのため、新人外科医は鍛えられてアルコールに強くなり、大酒飲みに成長します。

いつも酒くさい息を吐きながら診療していたら

この病気、アルコールは飲んじゃダメですか?と質問しても、きっと、飲みすぎさえしなければ大丈夫。酒は百薬の長ですからと、愛飲家ならではの人情味ある、優しいアドバイスをくれるはずです。もし、主治医がいつも酒くさい息を吐きながら診療していたら、ある意味ではチャンスです。

医者は自分の専門外でも、関心のある分野については日ごろから、最新の知識を勉強します。お酒好きの主治医なら内科の肝臓専門家ではなくても、たとえ整形外科医や老人内科の専門家でも、アルコールに関する医学的知識は期待できます。耳鼻科医でも、自分の子供が病弱なら小児科もよく知っている場合があります。たとえば、眼科医でも自分が腰痛なら腰の治療について詳しかったりします。

最近、飲みすぎなんですよ。肝臓も心配なんで、と尋ねることもできて、便利です。飲酒のことも含めて相談できる、よい主治医になってくれるでしょう。ときには医者の使い方も工夫してみては、いかがですしょうか。

記事一覧はこちら

スポンサーリンク

関連記事

no image

夜間救急病院の実情-急患をイヤがる色々な理由や事情

医者の多くは死に対する感慨をなくしてしまうようである。極めて醒めた感情で人間の死に対しているようだ。

記事を読む

no image

病院機能評価-実態を知る方法というのはあるのか?

病院の評価すらまだまだ進んでいない現状では、大学病院の医療の実態を知る方法というのはほとんどないとい

記事を読む

no image

アメリカの医学部のレジデントシステム

アメリカの研修医制度といえるレジデントのシステム。三年間で、みっちり自分の進む科のトレーニングを受け

記事を読む

no image

病院で名前の呼び出しがされるときの勘違いや間違い

病院では、同じ名字の患者さんはいっぱいいますから、たいていは、診察をお待ちの鈴木スズさん、鈴木さん。

記事を読む

no image

地方の医師不足の解決策を協議していた厚生労働省など

地方の医師不足対策を協議していた厚生労働、文部科学、総務、財務の四省は二〇〇六年八月三十一日に、とく

記事を読む

no image

医師の善意や診断能力に差があるか?

~医師の善意や診断能力に差があるか~ 一つ興味深い話題をあげましょう。ここに四とおりの医者がい

記事を読む

no image

基礎医学の覚えものは苦痛だが

基礎医学の覚えものは苦痛だが、それ以上に厳しくなるのは臨床医学のほうだという話がある。一つには、日本

記事を読む

no image

研修医の給料は安いが頑張ればいつか高給がもらえる?

日本では研修医に対して補助金が国から出てはいるものの、実際には特別なカリキュラムがあるわけではなく、

記事を読む

no image

医者に質問-先生は休憩や食事などは取っているのですか?

教室での勉強から病院での実地学習が始まり、医者の実態がわかりかけてきた時期のこと。ある医学生が病院の

記事を読む

no image

学会で二番煎じ三番煎じの発表が堂々と行なわれてしまう理由

学会では二番煎じ三番煎じの発表が堂々と行なわれてしまう。これは学会の数が多すぎ、無理に参加しなければ

記事を読む

スポンサーリンク

スポンサーリンク

no image
医者が転勤先で苦労する人と人とのコミュニケーション

転勤をいっぱい経験した医者の話では、方言のある地域へ行くのは、大変、外

no image
医師は不倫をしやすいの!?当直という名の外泊

オバ様族の患者さんが、男性の医師の私生活を知りたがる傾向にあるという。

no image
医者の学会の費用-豪勢な噂は本当なのか?

昔テレビでドラマ化されていた、白い巨塔のイメージでそう思ったのかもしれ

no image
製薬会社と病院の癒着は本当にあるのか?

研修医として病院に出勤すると、製薬会社社員からプレゼント責めにあうこと

no image
医者が始めて打つ注射の本音とその犠牲者

医者なら誰でも、初めて注射をする日があります。ということは、最初に注射

no image
忙しくて医師求人がなかなか探せない人におすすめの会社

医師の中には、転職を考えているが、忙しくてなかなか行動に移すことができ

→もっと見る

PAGE TOP ↑