医者が患者などとのコミュニケーションがうまくいかない問題

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

「医学部に入ってから、他学部の人とのつきあいがない」「医者になってから医者以外の友達がほとんどいない」などという人も少なくない。これが、日本の医者が患者さんなどとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、患者さんの背景となる世間一般のことを知らない(精神科などは、とくにこの知識は必要だろうし、ストレス関係の医学をやりたい場合だってそうだろう)という問題につながると思う。

大学医学部は、医学部だけの体育会系のクラブを持つ。もちろん、入る気になれば、よその学部の人と同じクラブに入ることもできる大学は少なくないだろうが、通常は医学部の野球部、医学部のゴルフ部といったクラブに入り、試合も医学部同士で行う。合宿なども行い、先輩との交流も強い。

試験対策から、医者になってからの情報まで、ここで手に入れる情報も大きいので、これらのクラブに入る人は少なくない。そういう点では、やはり医学部だけは、別という感じになるところは多い。大学にもよるが、これらのクラブは医学部だけのクラブではあるものの、同好会と違い、体育会のクラブなので、練習もそれなりに厳しい。

つきあいを広めていくしかないだろう

ある程度は意図的に医学部以外の人とのつきあいを広めていくしかないだろう。ここで、君たちが気になるのは男女交際だろう。女性の場合は、医学部は男性のほうが多いし、医学部に入れば、医学部生や医者のボーイフレンドができるというのは、なんとなくイメージできるかもしれない。

一九九五年には、医師国家試験合格者における女性の比率は二三・七%だったが、その十年後の二五年には三三・七%と一%も増えている。毎年、着実に増加し、現在は四割くらいになっているといわれている。今でも三人に一人以上は女性なのだから、すべての男子医学部生が女子医学部生とつきあいたいと望んだとしても、競争率は二倍を切ったということになる。

男性の場合、このように医学部が閉鎖社会だと、つきあいはどうなのかと気になるのが人情というものである。これについては、いろいろな意味で心配はいらないと断言できる。一つには、医学部における女子学生の割合が急増しているということがある。

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