MRI検査はスーパードクターをも超える診断率

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

ふつう体調がどうもよくないといった場合には患者は、まず内科に行きますから、他の科にくらべて、とくに痛いというわけではないが、来てみたという患者が多く、その結果、これといった異状がない人もたくさん来院するのです。大学病院などでは診察の他に研究や授業、研修医の教育などいろいろとすることがありますが、総合病院の内科医は、急患などがなければかなり単調な仕事です。内科医の特徴は地味な仕事ということに尽きるでしょう。

どうも最近、体がだるいとか、少し耳鳴りがするような気がするといった患者にも、なんらかの処置をしなければ商売にならないので、過労でしょうとか、血圧が少し高いので食事や休養に気を付けてなどとアドバイスをして、処方を書くのです。内科医が、単なる風邪ですねというときに、少しガッカリしたようにいうことがあるのは、その日はそういうなんでもない患者が多かった日なのだと思って間違いないでしょう。

加えて、かつては内科の診断はベテランでないとむずかしいものでしたが、今では検査結果のコンピュータデータを見て病名を認定するのが内科医の仕事になっています。ただ、コンピュータのデータは、少しでも数値が正常値からはずれていると、すぐに異状と診断するので、機械が過敏に読みとった部分を見分けるノウハウは必要となっています。

MRIなどの画像診断による診断率

MRIなどの画像診断による診断率=病気があった場合にそれを発見する確率は、八五〜九〇パーセントという高い数字です。かつて、名医中の名医と尊敬され、医療界の大先生の診断率でさえ七二パーセントだったといわれるのですから、はっきりいって画像による診断は、それそのものが名医なのです。

内科医の仕事内容が変わったもうひとつのポイントは、画像診断の発達です。MRIで検査すれば、おそらく肉眼では開腹しても確認がむずかしいようなごく小さな病巣まで発見することが可能になっています。パソコンを扱い慣れている若手のほうがデータの読み方には慣れているかもしれません。このコツさえつかめば内科医は、医者歴数年の若手も三〇年のベテランも能力に差がないようなのです。

MRIやCTでは、脳の中さえのぞくことができ、ごく小さな病巣も発見できるのですから、現在の画像診断のレベルは、ほとんどすべての病気の診断ができる、史上最高の名医だといえます。

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