ITの次にくるのはBT(バイオテクノロジー)だといわれている

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

日本の教育は、カリキュラムが一貫したプログラムになっていない。次の二年間が、臨床といわれる、いわゆる実用的な医学を学ぶ。内科や外科、精神科、産婦人科などである。国家試験の問題はここから出されるから、当然、大切なものだ。

基礎二年、臨床二年、教養課程を終えたら、専門といわれる医学専門コースに進む。最初の二年間は基礎といわれる解剖や生理学、病理学など、医学のベースになることを学ぶ。日本の国家試験では、この基礎からの出題はないが、アメリカに留学するときアメリカの医師免状を持って研修したい場合などは基礎についても試験があるので、ついでなら英語でも基礎科目を勉強しておき、自分の知識を固めるために受けておくのはよいだろう。一度、合格すると、それはずっと使えるからだ。

英語の問題のほうが、重要事項を妥当な形で問う問題が多いので、知識の整理にもなる。だから、私立の大学では、基礎のほうも比較的早めに終え、最終的に五年でカリキュラムを終わって、最後の一年は国家試験対策というところもあるという。

世界的な研究者になれる可能性が大きい

京都大学再生医科学研究所の山中伸弥教授がマウスの皮膚からIPS細胞(あらゆる種類の臓器や組織に育つ可能性のある細胞)をつくることに成功したことが大きな話題になっているが、基礎医学の分野のほうが、世界的な研究者になれる可能性が大きいことを示した大ヒットだと言える。

医者というと当然、臨床と考えられているし、大学を卒業してから基礎の大学院(臨床の場合は研修医になる)に進む人の割合は、東大のように、多いところでも一割程度だ。ただ、このバランスも当然変わってくると考える。

実は、世界的に見ても、ITの次にくるのはBT(バイオテクノロジー)だといわれていて、この手の研究者が大金持ちになる可能性がある。たとえば、大阪大学医学部の森下竜一氏は、助教授時代に遺伝子創薬のメドジーン(現アンジェスMG)という会社を創業し、マザーズに上場したために、数十億の資産を得たといわれている。

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