市販薬の種類が増えている理由

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

~薬の種類が増える理由~

現在、市販薬においてはまだ多くの合剤が見られます。その代表がテレビのCMなどでおなじみの総合感冒薬です。総合感冒薬の場合ですと、解熱鎮痛剤、消炎酵素剤、鎮豚剤(咳止め)などが含まれていて、それらを一つの薬として販売していまです。薬局で買ってきた薬のビンをみれば、成分として何種類もの薬剤成分が含まれていることがわかります。

病院では風邪ひとつひいても、三〜四種類の薬が投与されこともまれではありません。これは、見かけ上の薬の数の増加ですから、注意が必要です。現在、医療機関で使われる薬は合剤が減っています。つまり、熱を下げる場合なら解熱剤、咳を止める場合なら鎮咳剤などのように、一つ一つの目的を持った薬を組み合わせて処方しなければなりません。その方がいろいろな組み合わせもできて医者の立場からは便利です。

一〇〜三〇年前は町のお医者さんの薬はほとんどが合剤でかつ粉薬でした。いろいろな働きを持つ粉薬を混ぜて、一つの粉薬にして患者さんに与えていました。しかし、現在では大方の薬剤が錠剤やカプセルになっています。三〇年前は町のお医者さんの薬はほとんどが合剤でかつ粉薬でしたが、現在では粉薬を見る機会はかなり減っています。

一つの薬としている合剤が減っている

現在、薬の種類が増える理由として、いろいろな成分の薬を混ぜて、一つの薬としている合剤が減っていることがあげられます。合剤とは一つの薬でたくさんの働きを持ったものです。一つの錠剤が一つの働きを持つ薬であることが多いために粉薬のときより、見かけ上、薬の種類が増えているような印象を与えています。確かに薬そのものも進歩して、新しい薬が発売されるようになったことも否定はできません。

薬の種類がどんどんと増加している傾向がありますが、ただ、医療機関の薬が増えたからといって、ただただ医者のもうけ主義や薬づけだと思わないほうがいいでしょう。

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