信頼できる医師を見つけるにはどうすればいいのか?

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

昔は、町の医者は患者の懐具合に合わせて医療をおこなっていたようです。患者たちは、診療代の代わりに米や野菜を持っていったものです。まさに医は仁術の時代があったわけです。年末に払えるようになるまでツケにしていたりもしました。盆暮れの時期に医者の代わりにまとめて診療代を集金する、という集金係のおじさんもいました。

映画、赤ひげのように、払えない人からは診療代を取らないということは珍しいことではありませんでした。けれども、今は一九六一年にスタートした国民皆保険の制度で、国民のだれもが等しく医療を受けられるようになった半面、赤ひげはいなくなってしまったように思えます。

病院の近所の人、何人かに聞けば、その医者の評判もわかるでしょう。そんな医者を頼って少し遠くから訪れたりすると、医者としてはけっこう嬉しいものです。お互いに信頼関係ができれば、その医者が本当の名医に育つこともあります。心から信頼してくれる患者がいるということは、医者にとって、この上ない充実感、使命感を感じるものだからです。

名医とはなにか、と考えると、結論は、その患者の健康状態や生活パターンをよく知っていて、一生つき合える医者だといえるかもしれません。すべての人にとって名医である必要はなく、自分にとって名医であればいいわけです。

主治医、かかりつけ医を作る

となるとやはり、主治医、かかりつけ医を作る、ということになりますが、大学病院の医者は少なくともこれには該当しません。

市民病院や県立病院には経験豊富な優れた医者がいますが、転任してしまうこともあり、また、優れた医者になった頃には、残念ながらそろそろ定年退職という場合が多くなります。大学病院では、入院中の担当医と退院後の担当医は必ず別の医者になるし、外来でも毎回同じ医者が担当するというわけにはいかないからです。大学病院というのはそういうシステムで機能しています。

そんな中で、自分だけの名医=マイ名医を探さねばなりません。ということは開業医が主治医の一番の候補ということになるでしょう。町の開業医の中には、よぶんな薬を出さず、患者の生活習慣の基本からアドバイスをしてくれる、現代の赤ひげがきっとどこかにいるはず。

ずっとそこでやっているということは、その町での評価も安定していると考えられます。そんな開業医の中から現代の赤ひげを見つけだして、自分だけのマイ名医を主治医、かかりつけ医にすることが理想でしょう。

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