地域枠-医学部で定員割れとなるのか

公開日: : 最終更新日:2015/10/08 医療に関する記事

医学部入試では、地域枠に希望者は殺到するだろう。すると、センター試験もこれまで以上の高得点が必要となるかもしれない。その一方で、一般科目の入試がなく、小論文と面接だけという形であれば、そのための受験勉強はほかの大学の入試には使えない。おそらくは地域枠を使う生徒にほかの大学を受けさせたくないという意図もあるのだろうが、逆にこれに落ちてしまった人は受けられる大学がひどく限られてしまう。

地域枠だけがラクな入試になることが、実はかえってそれを難関化させるのではないかと見ている。以前、医学部の社会人枠について、英語と小論文だけという負担の少なさが社会人の人気を呼び、定員が少ないのに、受験者が殺到したことがあった。結果的に、仕事で文章を書く人や仕事で英語を使っていた人、海外赴任の長かっう人が小論文や英語で異常に高い点をとってしまうのだ。しかし合格できないために、社会人にとって一般入試のほうがかえって入りやすいという話が定着したくらいである。

たぶん競争率は一倍や二倍になってしまうだろうから、地域枠に落ちた人はセンター試験だけを使えるような大学しか受けられない、つまり、ほかの大学医学部にはまず入れない。やはり受験勉強の基本は基本でしっかり押さえておいて、志望大学向けの受験勉強はしておく。そして、その勉強の中で、センター対策の比重を高くしておく。それこそが受験の王道である。

小論文の通信添削を受けるなど

予備校の面接対策の講座を受けておくとか、小論文の通信添削を受けるとか、一通りの対策をするに越したことはない。現実に地方では受験情報が薄いから、この程度の対策をしておくだけで、ほかの受験生よりずっと有利になりうる。

対策をしておけば、面接対策や小論文対策はそんなに時間をかけなくても大丈夫だろうから、いちおう地域枠でも受けてみるというスタンスが賢明だろう。もちろん地域枠があるのなら、これらの対策をしない手はない。

それ以上に問題なのは、自分の意識である。それと、地元の医学部についての情報である。基本的には地域枠を使うと、地元で研修を受けないといけなくなる。その覚悟ができているか問い直さないといけない。

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